パークボランティア連絡会ニュースレター
 Vol.33  2015年1月発行




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 ミミモチシダ群落現地確認とPV総会 4月19日









      環境省版レッドリストにおいて絶滅危惧T B類に指定されているミミモチシダの群落が名蔵アンパルに生育
      しています。 4月19 日の午前中、周辺の樹木の生長によって、ミミモチシダ群落の衰退が危惧されていると
      の声を受け、まずは P.Vのみなさんと「現地確認にいきましょう !!」ということでみなさんと園地計画のあ
      る歩道沿いを歩いてサンクチュアリまで行っていました。その日の午後は国際サンゴ礁研究・モニタリング
      センターにて P.V10名、石垣自然保護官事務所 4名、西表自然保護官事務所 3名のもと平成26年度のパーク
      ボランティア総会を開催し、今後の活動について話し合われました。(仲本)

                     パークボランティア総会詳細

                                          ミミモチシダ群落現地確認詳細





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八島小コーラルウォッチ 5月28日









     八島小学校から総合学習の協力依頼を受け、環境省職員と大堀さん、菊井さん、谷崎さんでサンゴの健康チェッ
     クのお手伝いをしました。児童たちはとても素直で、磯のいきものたちを観察しながら、コーラルウォッチもし
     っかりと行いました。最後はまだ観察し足りないといった様子で、護岸近くでもいきもの探しと観察をやめよう
     としないほどでした。
     ふれあい行事で親子そろった観察会と違い、子どもたちだけでのコーラルウォッチはいつもと違ったエネルギー
     がありました。八島小での学習がこれからも良い形で続くよう、協力できると嬉しいですね。(春口)




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西表島干潟観察会 5月31日









     石垣青少年の家の小菅講師の解説で、西表島・後良川河口の干潟で貝・カニなどの観察会を行ないました。
     干潟に出るまでのマングローブ林内で1列になって移動中、見つけた貝の名前での伝言ゲーム。
     7種類の貝の名前、最後まで合っていたのは4種だけ。ヒナタリがヒネタリになっていたり。ヒネタ人がいたの
     かな?干潟ではおのおの好きな貝・カニ探し。ミナミコメツキガニの泥の中へのもぐり方を観察している子ども
     もいました。野生生物保護センターに戻った皆さんに手渡されたのは今日見つけたばかりの貝・カニの図鑑。
     見つけた貝・カニの写真をその都度センターに携帯電話で送り、図鑑を作っていてくれたのでした。(菊井)
          
               西表島干潟観察会詳細




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スノーケルレスキュー講習 6月21日







     毎年3月に実施していたスノーケルレスキュー講習ですが、今年は 6月の暖かい時期に行いました。
     暖かい方が練習にも力が入りますね。参加者は谷崎さん、下村さんと石垣事務所の職員でした。
     予定していた真栄里海岸にはカツオノエボシが打ち上がっていたため、米原海岸で行うこととしました。
     救急道具の中には、毎回用意するものの使っていない道具があります。そういった道具の使い方や搬送方法を
     確認しました。なんとなく用途がわかっているものも、正しい使い方や使用方法を知ることは大事ですね。
     とはいえ、今後も無事故で楽しい観察会にしていきましょう。(春口)




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「オオヒキガエルの生態」についての講演 7月26日










     石垣市健康福祉センターの多目的室において八重山高校の藤本治彦教諭による講演がありました。
     生物クラブの高校生たちと数年に渡り調査したオオヒキガエルの生態についての興味深い話が盛りだくさん。
     島内の田と牧場に生息するオオヒキガエルはおよそ3万匹、そしてひと月で捕食される生物は1.3トン。一回の産卵
     で1万〜5万個の卵を生む。卵やオタマジャクシにも毒がある等等・・・。
     オオヒキガエルが島の生態系にどれだけの影響を与えているのか計り知れない怖さを感じました。会場には親子連れ、
     学生さんも見られ、皆熱心に藤本教諭の話に耳を傾けていました。(大堀則子)




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海の自然教室 7月27日(真栄里)・8月16日(米原)









     遠くから聞こえる雷にびくびくしつつも米原で海の自然教室が行われました。午前中にサンゴの苗作りを体験した
     15名の参加者は、興味津々で実際のサンゴをみるべくエントリー。今回は米原海岸のまんなかあたり、イノーの中
     だけどほどほどに水深があり、多種多様なサンゴが見られるポイントをじっくりと3班に分かれて1時間程度遊泳し
     ました。
     私が担当した班では、普段なかなか出会えないワニゴチを見つけて、みんな大喜び。サンゴ礁を大きな視点で見た
     り、見落としがちな小さなものを観察したり、自分たちだけでは気がつかなかった生き物に出会えたと感想をいた
     だきました。(大堀健司)




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「右利きのヘビと左巻きのカタツムリ」講演会 9月23日





     講師は、京都大学白眉センターで進化生物学を研究されている細正貴さん。石垣島と西表島を主なフィールドとし
     て研究されていて、今回の主役はイワサキセダカヘビとイッシキマイマイ。イワサキセダカヘビの左右の歯の数が
     異なることとマイマイを食べる関係性から、「非対称進化の謎を解く」というとても興味深い内容を、多くの映像
     と共に解りやすく楽しくお話していただきました。26名の参加があり、質問も多くとても活発な意見がかわされて、
     これからもこのような講演を望む声が多く聞かれました。翌日、西表島の西表野生生物保護センターでも講演して
     いただきました。生物多様性と進化を考える良い機会になったかと思います。
     今後もこのような講演会などの興味深い企画が多く持たれるようになると良いですね。(松本)     



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西表島ピナイサーラの滝トレッキング 10月25日










     晴天に恵まれトレッキング日和のこの日、ピナイサーラの滝を目指して総勢 13名にて自然観察に行きました。
     まずはマーレ川上流より 1時間半の登山で滝の上へ。絶景を眺めながらの昼食後に滝坪へ、水量が乏しいピナイサ
     ーラの滝でしたが、帰り道は干潮時のマングローブ林・船浦湾の干潟の生き物を観察しながら海中道路へと抜ける、
     バラエティー豊かなバランスの良いコースでした。今回はPV研修での開催でしたが、今後は一般の参加者を募っ
     ての観察会ができるようにしたいですね。夜は美味しい食材盛りだくさんのBBQで慰労会、朝から夜まで充実し
     たとても楽しい一日となりました。(錦??)

                   西表島ピナイサーラの滝トレッキング詳細



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ヤマネコ調査体験 12月3,6日







     今年はヤマネコ観察会から一変、ラジオトラッキング調査の体験会に。野生のヤマネコにつけられた発信器の電波
     を自らがアンテナを振ってキャッチするという体験は、そう滅多にできません。限定7人(それを4回開催)という
     ことも“スペシャル感”を感じさせたようです。「ピッピッピ」という発信器をキャッチした時の音が聞こえた時
     は、一同感動でした!
     参加者からは「ヤマネコが本当にいるのを感じた」「環境省は地道な調査をしていることがわかった」といった感
     想が。本物のヤマネコとともに、日頃の環境省の姿を知れたのが、参加者=住民の心に伝わるものがあったように
     思います。“住民に伝える”という目的に対して手応えを感じた会でした。(伊谷)




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会員の皆さんへご連絡


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     来年度は会員継続意思確認の更新年度となります。ニュースレターVol.33と一緒に更新意思確認書を同封させて
     いただきます。
     平成27年2月28日(土)までに石垣自然保護官事務所までFAXもしくはメール添付いただきますようよろしくお願
     いいたします。




3月の行事予定




     サンゴウィークに合わせて行ってきた「イノーのコーラルウォッチ」を今年も開催します。
     今回は規模を小さくして、実験室で生き物スケッチを計画中です。スケッチなので、小学生以下のお子さんを連れ
     た家族での参加者が増えることを願っています。皆さん、ぜひ知り合いにお声がけいただきつつ、案内のご協力を
     よろしくお願いいたします。
     ◆3月7日 イノーのコーラルウォッチ
     【実施日時】  3月7日(土) 13:00〜16:00 (スタッフは早めに集合予定です)
     【集合場所】  国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター
      ※そのほか詳しくは、改めてメーリングリストでご連絡します。




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新レンジャー紹介



@担当業務  A趣味  B好きな○○  C一言

      ★若松 徹(わかまつ とおる) 上席自然保護官
      @石垣及び西表自然保護官事務所の所掌業務の統括
      A植物の写真撮影、テレマークスキー、北欧デザインの家具・雑貨の鑑賞
      B青魚(アジ、サバ、イワシ)の刺身
      Cこれまで雪国の国立公園ばかりだったのでここで見る景色や生き物の違いは本当に新鮮です。
       博学のパークボランティアの皆さまに色々と教えて頂ければと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。


      ★齋藤 倫実(さいとう ともみ) 自然保護官
      @石西礁湖自然再生、国立公園の許認可など
      Aテニス、油絵(どっちも最近はじめました)もっと海に潜りに行こうと思います。
      Bじーまみーどうふ、グルクンの天ぷら
      C八重山の綺麗な海に感動しっぱなしです。海に山に一緒に楽しく活動しながら、自然保護に繋げられれば
       と思います!よろしくお願いします!


      ★原口 梨沙(はらぐち りさ) 自然保護官
      @希少野生生物、外来生物対策、鳥獣保護区管理など
      A読書、運動
      B居酒屋巡り
      C八重山の自然を守るためにも頑張ります。




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《編集後記》





    ◆約1 年分を並べてみると、けっこういろいろやってきた1 年間だったことを実感しました。
     内容もバラエティに富んでいていいですね。(私も含め)なかなか参加できない方も多いかと思いますが、
     お手伝いのためでも、自分の学びのためでもいいので、気軽に参加していきましょう。(佐川)

    発行:西表石垣国立公園パークボランティア連絡会
    連絡先:環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター
        tel:0980−82−4768
        西表野生生物保護センター
        tel:0980−85−5581
    パークボランティアホームページ アドレス
        http://jun-kikui.s372.xrea.com/PV-HP/index.html
    編集:パークボランティア広報班
    発行日:2015年1月27日