パークボランティア連絡会ニュースレター夏号 Vol.30




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西表島・鹿川海岸清掃(平成25年7月21日)






7月21日、八重山環境ネットワーク主催で海岸清掃が行われ、職員8名、PV5名が参加しました。
西表島から37名、石垣島から27名の参加で西表島の秘境、鹿川海岸をクリーンしました。普段人が
居ない場所ですが、大量の漂着ゴミにビックリ!! 炎天下、皆さん大汗を流してのゴミ拾いでした。
午後からは自由時間で、部落跡散策組と海岸でユッタリ組と分かれて、私はシュノーケルを楽しみまし
た。海の中は先日の台風の影響で濁っていて、透明度はいまいちでしたが、リーフで沢山の魚と出会え
ました。西表からは西表ヤマネコクラブの子供達が8人ほど参加してくれていて、環境教育になった事
と思います。     (菊井 潤)


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イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーン(平成25年7月27・28日)





大原港・上原港で事故防止キャンペーン/石垣島離島ターミナルで事故防止キャンペーン


★7月27日(土) 午前:西表島大原港            
★7月27日(土) 午後:西表島上原港            
★7月28日(日) 午前:石垣港離島ターミナル(PV1名参加)

参加の皆さん(敬省略):西表島の子どもたち、池村建設工業梶A海邦土木、コーアツ
工業、竹富町観光協会青年部、辻環境文化研究所、南西建設、(有)東洋工業、(社)沖
縄県建設業協会八重山支部、西表森林生態系保全センター、八重山土木事務所


夏の観光シーズンとなり、イリオモテヤマネコ夏の交通事故防止キャンペーンのPRを西表島大原港、
上原港、石垣島離島ターミナルで行いました。「ピカリャー」「まーや」がそろって登場し、子どもか
ら大人まで大人気でした。今回は西表島の子どもたちもヤマネコをはじめとする野生動物の交通事故防
止のための安全運転の呼びかけをしてくれました。今年はヤマネコの道路での目撃が多く、ヤマネコの
交通事故がすでに4件発生しています。交通事故を防ぐため、イリオモテヤマネコ「まーや」「ピカリ
ャー」、さらに西表島の子どもたちの想いを受け、ゆっくり走ってくれることを期待します。
                                  (早川 玲子)


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オオヒキガエル捕獲報告(新港地区)





オオヒキガエルのオタマジャクシ/新港地区での捕獲の様子/捕獲大作戦


★今年度の新港地区オオヒキガエル捕獲作業は、8月14日までに8回の捕獲作業を実施しました。作業
参加者数は延べ55名です。(PV11名) 捕獲した個体数はメス・オス・幼体を合わせると計97個
体となっています。昼間に定期的に新港地区全域を巡視し、これまで確認できなかったオオヒキガエルの
オタマジャクシは、水溜りを枯渇させ、すべて死滅させました。今年は、11cm以下の個体をなかなか
捕獲できていません。捕獲した幼体も体長10.9cmと大きな個体でした。推測ですが、今年繁殖して
いる個体はいないのではないかと考えています。定期的な捕獲作業では、ちょうど満月と捕獲日が重なっ
た日があり、月明かりで辺りが明るく、捕獲が行いやすい日もありました。
7月15日に与那国島でオオヒキガエルが発見されました。各離島への拡散を防止するために行っている
活動ですので、とても残念です。まずはオオヒキガエルの繁殖を防ぎ、これ以上個体数を増やさないよう
地道に取り組んでいきます。
また8月5日から27日までの22日間に石垣島全島13地区のエリアを対象とした「捕獲大作戦」が展
開中です。  (仲本光寿)


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シュノーケル講習会(平成25年6月29日)





★シュノーケル講習会〜楽しい観察会にするために〜と題して、6月29日(土)、環境省職員3名とP
V2名で救助用器具の使い方や救助方法の練習会を開催し、海上での救命方法や注意事項を確認しました
。少人数での実施となったため、参加者全員で内容を確認し合い,不安要素を取り払うことが出来ました。
救命講習、シュノーケル講習会の大きな目的は職員,PVの皆さんのスキルアップですが、その中でメン
バー間の交流も大切なポイントとなってきます。この行事はスノーケリングの経験がない方むけのメニュ
ーも取り込んでいます。この行事は今年度3月、また来年度も実施する予定ですので、次回は多くの方に
参加いただきたいと思います。   (春口洋貴)


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八島小学校5年生 コーラルウォッチ(平成25年5月24日)





真栄里海岸でのコーラルウォッチの様子


★5月24日、子どもパークレンジャー活動の一環で、八島小5年生を対象にサンゴの健康診断コーラル
ウォッチを行いました。事前に室内でゲームや水槽学習を行い、興味が満タンの子ども達。干潮の海岸に
到着すると次々にサンゴを見つけ、興味津々でサンゴの色の濃さを調べていました。八島小では、これか
らもサンゴの学習を続けていく予定です。   (大堀健司)


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西表野生生物保護センターで突発イベント「ミニ講座」を開催しています。



★ミニ講座とは、西表島へ調査・研究に来島された研究者に研究成果をお話してもらう講座です。
研究者にとっては島民に自分の研究を知ってもらう場として、島民にとっては西表島の最新の情報
を聞ける場となっています。
講座を開催する際はメーリングリストでご連絡します。今後のミニ講座もお楽しみに!

神楽の顔を持つコウモリの話(5月29日)

★参加者30名。長年、西表島でコウモリ研究を続けてこられた、松村澄子さんを講師にお招きし
て、調査でわかったこと、調査の苦労話、観察の際の注意点などを聞くことが出来ました。
松村さんが、洞窟内でコウモリの繁殖状況を調べているとき、洞窟を案内するツアーがコウモリを
びっくりさせてしまって、全てのコウモリが別の洞窟に引っ越してしまったこと。ツアーが洞窟内
に入って再びびっくりさせないように、夜通し洞窟前で見張りをしていたことが、すごく印象に残
った話です。また、コウモリはとても神経質なので、コウモリを観察する際は、静かにすることが
大切だと知りました。コウモリはなじみのある動物なのに、知らなかったことがいっぱいでしたが
、新たな知識を増やす事が出来ました。ちなみに、カグラコウモリの名前の由来は、顔の様子が神
楽の面に似ているから、という説があります。
松村さんは9月にも西表にいらっしゃるそうなので、第二弾が開催されるかもしれません。その時
は、PVメールでお知らせします。 (日名耕司)

携帯電話でモニタリング(6月14日)



★携帯電話で写真を撮ってメールを送ると、地図上に位置情報が記録される。そんなシステムがあ
るということで、大澤剛士さんから、最新の方法や活用について聞きました。今後のパークボラン
ティア活動や、ほか調査などで活用できるかもしれません。「こういったことをやりたい」といっ
た相談にものってくれ、面白い内容であれば、システムを作ってくれる可能性もあるかもしれませ
ん。   (早川玲子)
☆(独)農業環境技術研究所 農業環境インベントリーセンターで取り組んでいる携帯電話を利用
した生物情報収集システムの公開サイト〜http://tombo.dc.affrc.go.jp/

☆携帯電話という手軽なツールでモニタリングする方法がわかるのでは?!と期待して参加しまし
た。ご紹介いただいたシステムを利用すれば、写メで種や位置情報を整理できるとのこと。様々な
場で利用できるようになれば、多くの人が保全に参加できるようになります。その可能性を感じら
れ、参加した甲斐がありました。いずれ利用したいです。 (伊谷美穂)


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ヤマネコの交通事故


★今年に入って、4件の交通事故が発生しています。そのうち、事故発生の時間帯がはっきりして
いるものは3件で、いずれも夜間に起きています。
PVの皆さんは、日頃から安全運転を心がけていただいていると思いますが、夜間は特に気をつけ
て運転下さいますよう、よろしくお願いします。

番号日にち時間齢区分備考
5/1420:23亜成獣道路上で死んでいるのを発見
5/17不明成獣県道横の林内で死んでいるのを発見。解剖検査の結果から、交通事故が死亡原因と判断。
6/622:47幼獣道路上で倒れているのを発見。発見者が保護途中に逃亡。
6/2623:17幼獣道路上で死んでいるのを発見。




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5月着任職員の紹介


5月20日 西表事務所に自然保護専門員の田口麻子さんが入りました。

★田口 麻子(タグチ アサコ)



担当部署〜イリオモテヤマネコの調査、保全活動など
趣味〜自然観察、西表に来てからは星空を眺めるのが好きになりました。
好きなこと〜夏は鳥の羽拾い
PVの皆さんへひとこと〜西表の魅力を多くの方に伝えられるよう頑張ります。ぜひお力添えをお願いします。

☆ 自然保護専門員(アクティングレンジャー)


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会員の皆さんへご連絡


★名蔵アンパルガイド、きのこ図鑑を配布します。
 アンパルの自然を守る会より、アンパルの様々な情報が書かれている「名蔵アンパルガイドブック」
 を会員分ご提供いただけるようになりました。アンパル散策がより楽しくなることでしょう。希望さ
 れる方は保護官事務所までご連絡ください。
 また、琉球大学熱帯生物圏研究センター寺嶋芳江教授が製作した、きのこ図鑑「きのこがいっぱい八
 重山の島」をご提供いただきました。こちらも希望される方は保護官事務所へご連絡ください。



A5版134頁 / A5版12頁

★石垣自然保護官事務所春口よりアンケート返送のお願い
 ニュースレターVol29号と合わせて皆さんへお送りした「パークボランティア活動に関するアンケー
 ト」のご回答をお願いします。より皆さんが活動に参加できるよう、時期や内容についてお伺いして
 います。ご記入いただいた方は、メール、Fax,郵送、持ち込みなどどのような方法でも構いませんの
 で、職員に届けてください。アンケートを無くされた方には再度配布しますので、ご連絡ください。

★会計より会費納入のお願い
 会費を未納の方は、再度請求させていただきます。詳しくは、同封の資料をご確認ください。

★9月に予定しているパークボランティア行事のご連絡
 ☆9月14日(土) 石垣島海岸清掃(崎枝)
 ☆9月21日(土) 海の自然教室(真栄里)


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編集後記
広報補助に自薦して2回目のVol30号を環境省スタッフの応援のもとお届けできる事となった。3ヶ月
という期間は、長いようでいつの間にか締め切りに追われる現実です。
西表野生生物保護センターでの2回のミニ講座に参加したいと思ったが、離島という地理的条件で参加
できなかった。同様に石垣で開催した研修講座への離島の会員には参加いただけなかった。PVの教育
・スキルアップという視点からも、PV同士の交流という視点からも、島を越えた活動を期待したい。
                                 (押留俊弘)

発行:西表石垣国立公園パークボランティア連絡会
連絡先:環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター〜tel:0980(82)4768
西表野生生物保護センター〜tel:0980(85)5581
編集:パークボランティア広報班
発行日:2013年(平成25年)8月26日